日本に行くと、エッ?というお話しを耳にすることがあります。私は特に修理工房で働いた経験もないですし、あまり修理の事は知らないのですが、それでも基本的な考えとして、オリジナルをいかに損なわないかというのは、共通の価値観だと思います。
日本で聞いて驚いた事。
①ニスの塗り直し
②オーバーホール
ニスの塗り直しは、例えば灼熱の車の中に楽器を放置してしまって、ニスがドロドロになり、ケースにくっついてしまったとか、それくらいのアクシデントがない限り、やることは無いです。
やるにしても、作者が健在なら作者本人、もしくは、作者が任せられると任命した人がやると思います。
古い楽器については、言語道断ですね。基本、手工品の楽器は、作られた当初の状態をいかにキープするかが重要です。
オーバーホール。これを聞いたときは、正直、意味がわからなくて❔、聞き返してしまったくらいです。箱を開けるというのは、余程のことがない限りしません。オーバーホールって、時計じゃないんだから💦。それを毎年させるような工房があると、聞いたことがあります。金属ならともかく、ヴァイオリンは木材と天然ニスで出来ているので、箱を一回開けるだけでも、ダメージが出ます。箱にかかっているテンションも全て変わってしまいます。
箱を開けるのは、事故で割れてしまったり、よほど元の作りに問題がある時などで、通常使用していて特に問題がない場合に、箱を開けるというのは、考えられません。
このような、楽器の負担になる修理、必要ない修理や、むやみにオリジナルを損ねる修理を安易にする職人は、避けたほうが良いと思います。
日本で聞いて驚いた事。
①ニスの塗り直し
②オーバーホール
ニスの塗り直しは、例えば灼熱の車の中に楽器を放置してしまって、ニスがドロドロになり、ケースにくっついてしまったとか、それくらいのアクシデントがない限り、やることは無いです。
やるにしても、作者が健在なら作者本人、もしくは、作者が任せられると任命した人がやると思います。
古い楽器については、言語道断ですね。基本、手工品の楽器は、作られた当初の状態をいかにキープするかが重要です。
オーバーホール。これを聞いたときは、正直、意味がわからなくて❔、聞き返してしまったくらいです。箱を開けるというのは、余程のことがない限りしません。オーバーホールって、時計じゃないんだから💦。それを毎年させるような工房があると、聞いたことがあります。金属ならともかく、ヴァイオリンは木材と天然ニスで出来ているので、箱を一回開けるだけでも、ダメージが出ます。箱にかかっているテンションも全て変わってしまいます。
箱を開けるのは、事故で割れてしまったり、よほど元の作りに問題がある時などで、通常使用していて特に問題がない場合に、箱を開けるというのは、考えられません。
このような、楽器の負担になる修理、必要ない修理や、むやみにオリジナルを損ねる修理を安易にする職人は、避けたほうが良いと思います。