Siamo gatti cremonesi ♪

ヴァイオリンの聖地クレモーナで弦楽器製作をしています。日々の生活を綴ります。

2011年02月

 今日も引き続き、仕上げをしました。一度軽く湿らせた布で全体を拭いて、乾いてからまた磨きました。L'asprella(木賊)で仕上げました。

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白玉ぜんざいつくりました。あんこも白玉もすべて手作りしました[ペン][ハートたち(複数ハート)]。中国系のお店で売っていた中国産の粉とアルゼンチン産の小豆で、ちょっと心配[たらーっ(汗)]でしたが、見た感じは普通にできました。白玉は独特の甘みがありました。日本の白玉粉とは何かが違うのかな?

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共鳴箱の仕上げをしています。あとはサドルをつけて、ネックのはめ込みです。いい感じに仕上げってきました[ぴかぴか(新しい)]

もうすぐ2月も終わりです。これからイタリアでは謝肉祭(カルネヴァーレ)や復活祭(パスクア)の季節がやってきます。最近は相変わらず寒いですが、太陽が出ている時間が増えて気分はいいです[グッド(上向き矢印)]

 もう1昨日となってしまいましたが、、、ヴァレンタインということでクッキーを焼きました。久しぶりに作ったので、焼き加減とか思ったようにはいかなかったのですが、久しぶりに気合を入れてお菓子作りをしたので、楽しかったです。

 今年は、日本から持ってきたキャラ弁用の抜き型を使って、キティーちゃんクッキーを焼きました[黒ハート]

 ハート型はお世話になっているマエストロにあげました[揺れるハート]

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やはり写真がうまく圧縮できないので、要検討です[バッド(下向き矢印)]

ただいまフィレット(パフリング)の溝を彫っています。久しぶりのフルサイズ、距離がが長いので、集中力を保つのが大変。今回はCassa chiusaという方法で作っているので、箱を閉めた後にフィレットを入れます。今思うと、このブログを始めたころのやり方とかなり変わってきたなぁと思います。ブログをやっていると、過去に自分がやっていた作業を振り返ることができ、面白いです。

 最初のころは、あら彫りをしてそのままフィレットを入れていましたが、その後、とあるマエストロの影響で、la bombatura ボンバトゥーラ(アーチング)を大体仕上げてからフィレットを入れるやり方、そして今はボンバトゥーラが出来上がった後に入れるやり方になりました。

 フィレットを入れる溝をけがく道具il filettatore(フィレッタトーレ)も今までは2枚刃のものを使っていましたが、今は一枚刃のものを使っています。道具のタイプも変えました。写真がアップできるようになりましたら、ご紹介します。

 クレモーナにいて良い事のひとつはいろいろな方法を試すことができること。100人以上の製作者がそれぞれ自分にあった方法を選んでいるので、たくさんの方法を知ることができます。日本で製作を勉強していたときは1つの方法だけしか知ることができなかったので、クレモーナに来てよかったと日々実感します。

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